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Pythonライブラリ「yfinance」を使って株式情報を取得してみました

Pythonライブラリ「yfinance」を使って、「Yahoo!ファイナンス」に掲載されている株式情報を取得してみました

yfinanceの概要

yfinanceの公式サイトには以下の様に掲載されています。

yfinanceは、Yahoo!ⓇfinanceからマーケットデータをダウンロードするためのスレッドとPythonicな方法を提供します。

出典:pypi.org

yfinanceの導入

(1)condaに標準で登録されているchannelでは、yfinanceが公開されていないので、channelを追加します。

conda config --add channels conda-forge
上記コマンドの場合、デフォルトのchannelが変更され、今後、優先的にconda-forgeからインストール、アップグレードが検索されるようになります。デフォルトのchannelの変更を避けたい方は以下のコマンドを使用してください。

conda config –append channels conda-forge

(2)conda環境でyfinanceをインストールします。

conda install yfinance

(3)念のためインストール結果を確認します。

最下段のような表示がなされていれば、yfinanceがインストールされていることが確認できます。

conda list yfinance

[出力結果]
# packages in environment at C:\Users\*****\anaconda3:
#
# Name                    Version                   Build  Channel
yfinance                  0.1.68             pyhd8ed1ab_0    conda-forge

yfinanceの使用例

今回は例として、「アカマイ・テクノロジーズ」の株式情報を取得します。

ティッカーシンボルを設定

ティッカーシンボルとは日本でいう銘柄コードです。アカマイ・テクノロジーズのティッカーシンボルは「AKAM」です。
akam = yf.Ticker("AKAM")

なお、次以降のコマンドで何度もティッカーシンボルを設定する必要があるので、変数akamとして設定を保存しておきます。

会社情報を取得

akam.info

会社情報を辞書形式で取得します。

株式価格の表示

akam.history(period="max")

上記の例では、上場以降の全ての株価を取得しています。periodに与える引数を変更することで表示期間を変更できます。

配当金、株式分割の履歴を表示

akam.actions

DataFrame形式で配当金の変動、株式分割の履歴を取得します。

財務情報を表示

akam.financials

DataFrame形式で財務情報を表示します。

株式保有数上位10先を表示

akam.institutional_holders

DataFrame形式で株式保有数上位10先とその保有株式数を表示します。

貸借対照表を表示

akam.balance_sheet

DataFrame形式で直近4年分の貸借対照表を表示します。

キャッシュフローを表示

akam.cashflow

DataFrame形式で直近4年分のキャッシュフローを表示します。

売上高と利益の表示

akam.earnings

DataFrame形式で直近4年分の売上高と利益を表示します。

まとめ

データ量次第では、取得に時間がかかることもありますが、ある程度整形された状態で各種情報が手に入るので非常に便利なライブラリだと感じました。

この情報を使って、次回以降様々な分析を行っていきたいと思います。

 

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