CISSPに合格した後の認定手続きについて記載します。
認定手続きの概要
公式サイトには以下の様に記載されています。
CISSP認定保持者として認定されるには、下記要件を満たす必要があります。
・認定試験において1,000点中700点以上のスコアで認定試験に合格していること
・正しく記述されたエンドースメント(推薦状)※1を提出すること
・無作為に行われる業務経験に関する監査※2に合格すること
今回は「エンドースメント(推薦状)の提出」がメインテーマです。
認定試験の独学過程については、以前記載したのでそちらもご覧下さい。

エンドースメント(推薦状)の提出
提出してくれる方がいる場合
私の場合は所属する企業がIT分野に明るい会社ではないため、エンドースメントを提出する資格を持つ方(現役の(ISC)2認定資格保持者(CISSP、SSCP、CAPなど))が社内には存在しませんでした。
そこで、取引先のSIerを頼り、エンドースメント(推薦状)を提出していただきました。
なお、エンドースメント(推薦状)を提出する方法ですが、具体的には以下の流れになります。
- 認定試験合格後、(ISC)2のマイページから登録申請を行う。
- 登録申請の過程で、エンドースメントを提出してくれる方の「(ISC)² Member ID」を入力する。
- エンドースメントを提出してくれる方に(ISC)2からメールが送信されるので、手続きを行ってもらう。
- エンドースメントの手続き完了後、2か月程度で(ISC)2から認定証等が郵送される。
提出してくれる方がいない場合
少し手間が掛かりますが、公式サイトによると以下のような方法でエンドースメント(推薦状)なしで認定手続きを行うことができるようです。
CISSP認定試験合格者で、身の周りに(ISC)2認定資格保持者がいない場合には、Request Endorsementページにて、『Request (ISC)² to endorse you. 』にチェックしてください。 (ISC)²がエンドーサー(推薦者)となります。
実際のお手続きに必要な書類(全て英文)は以下になります。
Copy of Certificate/Diploma/letter from University or other to support my waiver claim (if applicable)
免除申請を証明する大学等の証明書やレターの写し(必要な場合)
Proof of employment for each Job/Position form
各職歴についての勤務証明書
Contact Information for supervisor/reference of each position listed (name, phone, and email.)
各職歴についての上司/照会先の連絡先(名前・連絡可能な電話・電子メール) ※(ISC)2本部が各職歴ごとに確認させていただきます。
続きに少しお時間をいただくことになりますが、資格、必要書類を満たしている限り受理されないケースはございませんのでご安心ください。
まとめ
- CISSPを名乗るには認定試験に合格した後、登録申請が必要になります。
- 登録申請をする際は、現役の(ISC)2認定資格保持者(CISSP、SSCP、CAPなど)の「(ISC)² Member ID」があると楽です。(≠必須)
- 所属する組織内に現役の(ISC)2認定資格保持者(CISSP、SSCP、CAPなど)がいない場合も考えられますので、日頃より取引先を含む、セキュリティ業界関連の方々と良好な関係を築くことをお勧めします。