Security

Certified Information Systems Security Professional(通称:CISSP)の独学取得について

地方勤務のサラリーマンが独学でCISSPに合格、登録した過程について記載します。

試験の概要

どんな試験か?

CISSP(Certified Information Systems Security Professional)とは、(ISC)² (International Information Systems Security Certification Consortium)が認定を行っている国際的に認められた情報セキュリティ・プロフェッショナル認定資格です。

~(中略)~

CISSP認定資格の取得は、国内外において、個人および所属組織の信用・信頼の獲得につながります。

出典:(ISC)² 日本語ウェブサイト

試験を主催する(ISC)²の日本語版公式サイトには、上記のように記載されております。

情報処理安全確保支援士のようなセキュリティ資格ではありますが、「民間試験だが、全世界で通用する」といった点で情報処理安全確保支援士とは異なった性格の試験と言えます。

試験概要

方法:Computer Based Testing(CBT)

出題形式:250問(日本語・英語併記)、四者択一

試験時間:6時間

受験費用:749米ドル

出典:(ISC)² 日本語ウェブサイト

CBT方式のため、自分のタイミングで受験することが可能です。

また、日本語での受験も選択可能です。なお、日本語の学習教材は非常に少ないです。

試験時間が6時間とかなりの長丁場となっていることも然る事ながら、サラリーマンにとっては痛すぎる高額な受験費用が設定されています。

執筆当時(2021年12月10日時点)の為替相場ですと、日本円で約85,000円です。

合格基準

合格率は開示されていません。

学習過程

学習時間

2019年10月末にテキストを購入し、2020年3月初旬に受験したので、学習期間は4か月でした。

学習期間中、1日平均30分程度勉強したと思いますので、合計学習時間は60時間です。

なお、私は学習開始時点で情報処理安全確保支援士の資格を取得しておりましたので、一定の素地はあったものと思います。

学習方法

ひたすら問題集に取り組み、間違った問題を繰返し演習しました。

実際に利用した問題集「CISSP公式問題集【電子書籍】[ マイク・チャップル ] 」

受験当日

習熟度

問題集を2周+間違った問題を繰返し演習し、問題集の中で利用されている言葉のアウトラインを抑えることができたところで試験に臨みました。

受験環境

夜行バスに乗り、朝9時に「ピアソン・プロフェッショナル・センター 東京」に赴き、受験を開始しました。

試験終了後、途中退席が可能な試験で受験時間は5時間未満だったと記憶しています。

受験場所は「ピアソン・プロフェッショナル・センター 新宿」、「ピアソン・プロフェッショナル・センター 東京」および「ピアソン・プロフェッショナル・センター 大阪」に限られます。

遠隔地にお住まいの方は注意してください。

試験を終えて

受験準備が大変だった

元々が米国の試験と言うこともあり、日本語で受験したものの妙な言い回しが多く、文章を理解することに時間を要しました。

また、地方在住の私にとっては受験場所までの移動も大きな負担となりました。

受験した成果

合格に喜んだのも束の間、すぐに「認定手続き」という厚い壁にぶつかりました。

認定手続き完了後は、資格維持のための自己研鑽が始まります。

「認定手続き」、「資格維持」についても機会を見つけて記載したいと思います。

  • 認定手続きには有資格者の推薦が必要です。
  • 資格を維持するためには(ISC)² が定めた基準を3年毎にクリアしていく必要があります。

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